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忙しいサラリーマンでも実践できる「5年で1億円」投資戦略とは?💹 | AlphaDoctrine
株式投資でわずか5年で1億円を突破し、現在は3億円以上を運用する個人投資家・kenmoさん。 彼が実際に歩んだ投資プロセスには、短期間で資産を爆発的に増やすための明確な…
株式投資の世界では「暴落=危機」と見られがちですが、経験豊富な投資家はそこにこそ大きなチャンスを見出しています。
コロナショック、上田日銀ショック、さらにはトランプ関税ショック。
これらの市場を揺るがす出来事の直後に、決算を起点に株価が1ヶ月足らずで2倍になる銘柄も現れました。
今回は「決算モメンタム投資」と「中長期投資」という2つの手法に焦点を当て
それぞれの実践法、リスク管理、そして初心者にも役立つ書籍を紹介します。
目次
決算モメンタム投資とは?🚀
決算モメンタム投資とは、その名の通り「決算発表を起点に勢いがついた銘柄を追う」手法です。
ポイントは以下の通り。
- エントリーのタイミング
→ 決算シーズンに限定して参入。特に暴落直後は狙い目。
リスクオフからリスクオンへと資金が流れやすいため、好決算銘柄に資金が集中する傾向があります。 - やり方
→ 決算説明資料をいち早く読み、売上・利益・業績予想・バランスシートの変化を確認。
市場がまだ織り込んでいない“好材料”を見つけたらすぐに買いに行く。 - 勝率の目安(2:6:2の法則)
- 2割:大きなリターンを獲得
- 6割:横ばいで売却
- 2割:損切り
→ 勝率は決して高くありません。
しかし「大勝ち2割」がポートフォリオ全体を押し上げるのが特徴です。
- 売り時の目安
→ 決算発表翌日から1週間以内に買い、1ヶ月後を目安に利確or中長期移行を判断。
モメンタムが崩れたら即売却。
つまり、決算モメンタム投資はスピード勝負と割り切り、損切りの徹底が鍵となります。
中長期投資とは?🏛
一方で、中長期投資は「継続的に業績を高められる会社」を選び、じっくり持ち続ける手法です。
投資家が資産を積み上げていく中で、最終的にこの王道戦略へシフトするケースが多いのも特徴です。
- 銘柄発掘の方法
- 会社四季報
- IR説明会や勉強会
- 展示会・実店舗の観察
- 四季報で見るべき4条件
- 時価総額50億~数百億円の中小型株
- 上場から5年以内で株価が過熱していない銘柄
- 創業者が今も経営トップを務めている
- 「見えない強み」を持っている(独自技術やブランド力など)
- 売り時の判断基準
- 買った時のシナリオが崩れた時
- 短期急騰でPERが極端に高騰した時
- 新しい有望株を買うための資金が必要になった時
中長期投資の肝は「初動を見逃さないこと」。
決算や新製品発表といった“変化の起点”を見抜ければ
その後の2倍・3倍・5倍成長につながる可能性があります。
おすすめの投資書籍📚
投資を学ぶ上で役立つ書籍をいくつかピックアップします。
- オニールの成長株発掘法
→ CAN-SLIM理論を体系化した名著。新高値をつけた株がさらに伸びていく理由をわかりやすく解説。 - 坂本慎太郎『まずは2倍株で勝つ』
→ 「10倍株を狙う前に、まずは2倍株を狙え」という実践的アプローチ。
短期から中期にかけて成果を出す考え方を学べます。 - 立花岳志『幸福の資本論』
→ 投資の枠を超えて、人生に必要な「3つの資本」(金融資本・人的資本・社会関係資本)を説く一冊。
投資家のメンタル面強化にもおすすめ。 - ちゃんとさん『50万円を50億円にした投資家の知恵』
→ 個人投資家としてのリアルな体験談と実践知が詰まった一冊。
儲けられる投資家の特徴・損する投資家の特徴
- 勝てる投資家の共通点
- 毎日のようにチャートや開示を「息を吸うように」確認できる
- 損切り=「ごめんなさい」ができる
- 謙虚に学び続ける姿勢を持っている
- 負けやすい投資家の共通点
- 他人のせいにする(多責思考)
- 感情的に売買を繰り返す
- メタ認知ができず、市場や自分を客観視できない
- 成功後に慢心して勉強を怠る
まとめ ✨
- 決算モメンタム投資は暴落直後に威力を発揮し、短期で資産を伸ばす可能性を秘める。
- 中長期投資は業績とともに株価が育つ企業を見極め、長期で複利効果を狙う王道手法。
- 両者に共通するのは「初動を逃さず、シナリオが崩れたら撤退する」冷静さ。
- 投資は知識と実践の積み重ね。書籍・四季報・IR説明会などで学び続けることが、安定的な成果につながる。
暴落を恐れるのではなく、次の“2倍株”を仕込むチャンスと捉える。これこそが長く市場で勝ち続けるための視点といえるでしょう。